係数に関する質問

[WEI-XIAOHUA]

お使いのKH Coderのバージョン

KH Coder 3.Beta.08a

ご質問の内容をお書きください

■お使いのOS
→ Windows 10

■スクリーンショット
参考写真.pdf

■分析しようとしているのは何語のテキストですか？
→日本語

■ご質問の内容
短刀直入で失礼致します。
添付したpsdファイルを基にいくつかの質問がございます。

①「考える」×「観光」の係数：0.12
「観光」×「留学生」の係数：0.12
上記の共起組み合わせは同じ係数になりますが、
「考える」×「観光」の間にはなぜ実線にはなれないのでしょうか？

②「観光」×「留学生」の係数：0.12とは、この数字は具体的にどのような意味を持っているのでしょうか？

以上でよろしくお願いいたします。

[ko-ichi-h]

① 詳細マニュアル +alphaのA.5.10節に書いてあるように、実線か破線かは、係数の大きさによって決まるのではありません。同じグループ（サブグラフ）に含まれる語が実線で結ばれます。グループ分け（サブグラフ検出）の結果、違うグループと認識されたので、実線ではなく、破線になっています。

② デフォルトでは係数として、Jaccard係数が使われています。Jaccard係数の0.12が、なにをあらわしているかについては、公式入門書の14.5節をお読みください。

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なおKH Coder 3 Beta版のサポート（積極的な改修）は終了していますので、たとえば論文に掲載するような重要な分析については、KH Coder 3正式版のご利用をお勧めいたします。おそらく、同じ分析結果になろうかとは思うのですが。

[WEI-XIAOHUA]

ご返信いただいてありがとうございました。
おすすめの本を拝読し、以下のように考え直してもよろしいでしょうか？

「考える」×「観光」の間には実線関係になれない原因は、
2つの言葉が同じ文や文書、あるいは同じ文脈で一緒に現れる頻度が0.12ですが、
実際の関係性や意味の強さが弱いですので、破線で表します。

また、KH Coder 3正式版をお勧めいただいてありがとうございます。
ダウンロードしてみます！

[ko-ichi-h]

おすすめの本を拝読し、以下のように考え直してもよろしいでしょうか？

「考える」×「観光」の間には実線関係になれない原因は、
2つの言葉が同じ文や文書、あるいは同じ文脈で一緒に現れる頻度が0.12ですが、
実際の関係性や意味の強さが弱いですので、破線で表します。

いえ、そういうことではないと考えます。

ネットワーク構造をもとに、ある機械的な手順でグループ分け（コミュニティ検出）を行なった結果、「考える」と「観光」は同じグループにならなかったというだけのことです。

実際の関係性や意味の強さは関係ありません。そういったことは文献にも書いていないと思います。

[WEI-XIAOHUA]

ご回答いただいてありがとうございました。
拝読不足で申し訳ありませんでした。

[公式入門書]のp45の中で、
「共起ネットワークは、語同士が線で繋がっているかどうかだけに意味があり、語の位置には意味がありません。
...いくら語同士が近くに配置されていても、それらの語が線で繋がっていなければ、強い共起関係は存在しません」

との内容がありますが、

線で繋がっている共起関係に関して、その【共起】とは、一体どのように「共起」しているのか、
に関する具体的な解釈が本で解釈しているのでしょうか？

無知な質問ばかりで申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い致します。

[WEI-XIAOHUA]

連投で失礼いたします。

共起ネットワークに自動的にグループ分けされますが、
「あくまで機械的な基準によるものです」と書いてありますが、
この【機械的な基準】とは何でしょうか？に関する具体的な解釈が本で説明しているのでしょうか？

[ko-ichi-h]

線で繋がっている共起関係に関して、その【共起】とは、一体どのように「共起」しているのか、
に関する具体的な解釈が本で解釈しているのでしょうか？

すみませんが、ご質問の意味がちょっとよくわかりません。

「共起」とは何かについては、公式入門書の5.1節（p. 29）をお読みください。

「共起」の強さを測るJaccard係数の計算法については、公式入門書の14.5節（p. 122）をお読みください。

ほかのことを質問なさっている場合は、もう少し質問の意図をご説明ください。

グループ分けの【機械的な基準】とは何か

詳細マニュアル +alphaのA.5.10節「中心性とサブグラフ検出」の項をお読みください。